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あまいおかし、

日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓

2025'01.16.Thu
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2006'12.26.Tue
(芭録)
03 蜘蛛に気を付けて

ぴん、とはった糸の先、その先まで神経を伸ばして君が引っかかるのを待っている。

蜘蛛はどちらだったのだろう。

「ミヤ、」
もうどうしようもないくらい、堕落傾向。大きな糸に絡めとられているみたいに『好き』にぐるぐるにまかれて身動きが何にも出来ない。自分の気持ちなんてとっくに見失っていてそれでも隣にいるのは互いが互いを離さない、離せないから。絡み合った二人分の『好き』の気持ちはうまく断ち切れない。
「ミヤ。」
大きな手をにぎりしめる。ミヤは一言好きだよ、録と言う。もうその言葉に素直に頷く事が出来ない俺はそれでも顔をふせてミヤの目を見ずに「うん、」と言った。

どちらが蜘蛛だったのだろう。
絡みとられたのは、どちらだったのだろうか。



最初の一文だけ妙に繋がらなかったorz
私は今私をものすごくほめてあげたいです。(←
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2006'12.23.Sat
(芭録)

外はしんと暗くて寒い。
家の中はほんわりと暖かくて、明るかった。センパイといるから、なおさら。
いつのまにか大人になっていく自分たちはだんだんといろんなことを忘れた。
たとえばサンタを待つ子供の気持ち、とか。
クリスマスツリーを飾り付ける、ちょっとわくわくする気持ちとか。
だけど、だからこそこんな暖かさを忘れたくないんだ。
そう、思うよ。

「ミヤ」
ホワイトクリスマスは無理気、とセンパイが笑った。ただただ、冷たいだけの空気が、少しだけ開けた窓からひゅ、と入り込んでくる。暖かすぎる部屋には不釣合いで、ほてった肌に冷たすぎて心地よい。センパイの手みたいだ、そういったら殴られた。
世間の恋人みたいにプレゼントの交換なんて、しない。買いに行く暇もない(そもそもそんなのあったら二人ですごすのにあてる)し、先立つものが少ない(男子高校生の食費をなめてはいけない)。だからいつの間にかただ、二人ですごす、それだけがあたりまえになっている。センパイが側にいてくれればそれだけでいいんだ。声に出さずに呟いてセンパイを抱きしめてみた。ほんわかと暖かくてやっぱり好きだ、なんて思った。



クリスマス関係ない。なんかこう・・・静かな感じです。
明日がクリスマスイブだとかさっき知りました。(!
2006'12.16.Sat
(芭録)
神様僕を見捨てないで、

伸ばした手はきっといとも簡単に切り捨てられるんだろう、
と知っているのになお祈ってしまうのだ。

神様僕を見捨てないで、



センパイは神様なんだ。とミヤが言う。頼りなさそうな神様、じゃん。と笑うと自分で言うなよ、センパイ。とミヤがゆるゆると笑った。そういうミヤが俺の神様なんだ、秘密だけど。絶対に絶対に、何があっても秘密だけど。




もうあれです、いろいろしたくないんですけど家にいると、ね。
2006'12.09.Sat
(芭録)
05 花と涙

「ミヤ、ごめん、ね」
ぼそり、と呟く。ミヤはフルフルフルと首を振ってだけど何も言わない。
沈黙、があたりを重く重く支配する。痛いのは、心臓だ。
「ごめんね、ミヤ」
もう一度呟く。花や涙が散っていくように、散らないこの気持ちが今はとても重い。
あいしてるあいしてるあいしてる、なんて言葉だけで自分の心すら縛れたらどんなによかっただろう。けど、俺にはそれは出来ない。俺にはミヤが望むような、ミヤと俺だけの世界なんて絶対に耐えられない。耐えられない。―生きていけない。大切なものがいっぱいあって、ミヤだけのために生きていられない。
「ミヤ」

それでも君が好きだといったら、信じてくれますか。



ネコソギラジカルの最終巻を読んでいてとうとつに書きたくなった話。
こんなことしてる場合じゃないですけどね!アンソロとサークル原稿もやります。
2006'12.04.Mon
(芭録)

ずぶずぶと沈んでいけばいいのに。
一生浮かび上がってこれなければいいのに。
深い、深い深い海の底まで堕ちていくみたい、だ。
望んでそうしたはずなのにどうしてこんなにもあがいてしまうの?

「ミヤ」

の腕に溺れきれない自分が一番嫌いだ、と言ったらミヤは、
強い力で海底に引っ張っていってくれるだろうか。
ふたりで、
沈んでいってくれるだろうか。




リハビリテーション。
2006'11.30.Thu
(芭録)
02 君は蝶

「離さない、」
はなせない。とミヤが呟いた。ぎゅって抱きしめられる腕が少しだけ強くなって、どうしようもなく胸にきゅんと来た。―嬉しいのと、少しだけかなしいのと。ミヤは優しくて優しくて、たぶん、どうしようもなく縋る俺を切り離せないだけ。そうしてそれを愛だと呼んで、無理矢理納得してるだけ。
なんだよきっと。

君は蝶。
檻の中でひらひら舞う。
離せないのは―・・・たぶんこちらなのだから。



なんとなくシリアスな話を書くのが楽しいです。
けど今ラブコメを書くべくネタ収集に勤しんでます。アンソロはラブコメにしたい(願望
2006'11.29.Wed
(芭録)
「絶対におかしい」
とミヤが唐突に言った。おかしいのはお前気なんて思ったりもしたけど言ったってどうせ届かない、無視。「なにが」と冷たくミヤの方を一瞥してやろうと振り返ったらどうしてだか真剣な目をしたミヤに、たじろいだりして。
「な、・・・何気」
結局出たのはそんな情けない言葉だけだった。だがミヤはそんなことも気にせずに(こちらのことも見えているかどうかで)ぼそりと呟いた。

「こんなにセンパイに毎日まいにちラブビームを送ってるのに先輩は振り返らないなんて、絶対におかしい」

ミヤはおかしい。
ついでにバカで鈍感なのだ。

(ミヤこそなんで気付かないんだ よ!)



リハビリテーション。文章構成がおかしいよーこの短い文章に構成があるかなぞだよーむしろ意味がわかんない文章だよー・・・精進します。アンソロネタを吟味中。

今日の素敵一言。
録して遊ぶって・・・!!
いや、違うから。録で遊んでいいのは白春だけだからさ!
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