あまいおかし、
日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓
2009'12.30.Wed
明るい鉢雷を書くのは来年の目標にします。
そんなわけで暗い鉢雷(鉢→雷?)投下。ハッピーエンドを想定して書いてますがハッピーエンドまで行きつかなかった。私の書くrkrnキャラの中で5年生が一番大人びている気がしてきました。なんてこったい。
そんなわけで暗い鉢雷(鉢→雷?)投下。ハッピーエンドを想定して書いてますがハッピーエンドまで行きつかなかった。私の書くrkrnキャラの中で5年生が一番大人びている気がしてきました。なんてこったい。
*
どうか笑顔のままで殺して、その顔だけ覚えていたいから。
ゆっくりと目を開けた。妙にあいまいなままの現実とそうじゃない世界の境界線に苦笑を落とすと、それだけの行為がひどく体を痛ませた。あぁもう、死ぬな。そう思う。どくりどくりと嫌な音を立ててとどまることを知らない心の蔵はいったいあとどのくらい持つのだろう。徐々に冷えていく身体は、それでもけして意識がある間は冷たい地面とはまじりあわない。見上げると青い空が広がっていて、喧騒は遠い。あぁ、ここで一人で死んでいくのだ、なんてお似合い!そう思う、泣きたいなんて思わない。
―まぁ、いい。
仕事に失敗したのならあとは「死」しか残っていないのだから。無様に生き恥をさらすのならばここで死んだほうがいい。欲を言うのなら自分は雷蔵の手によって死にたかった。けれど無理だろう、だって自分はここで死ぬのだから。目を閉じる、眠気とはまた違ったなにかに身体が引っ張られていく。雷蔵の顔がちらつく。あぁ、泣かないでほしいのに。笑っていてほしいのに。どうしてだろう、泣いている雷蔵しか、思い出せない。笑った顔を抱いて、眠りにつきたいのに、どうして君はそんなに泣いているのだろう。それでも沈んでいく意識の片隅で、何度も何度も笑って笑ってと願う、血まみれの手を彼に伸ばす。伸ばして伸ばして、まだ届かない、伸ばしてもっと遠くへ届くように、―完全に落ちていく瞬間に確かに誰かに届いた気がした。
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