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あまいおかし、

日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓

2025'01.16.Thu
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2007'07.29.Sun
(ハマイズ)

外の熱気が、部屋を占拠しようとしている。

早くドア閉めろよ、逃げるだろ冷気。と冷たく買い物から帰ってきた瀕死の浜田に声をかける。さきほどまでの寒いかも、と思ってしまうほどの冷気がぬるい外気温と混ざって少しずつ暖かい空気になっていく。あつい、と呟くと「、これ、冷凍庫」
と差し出されたのは近所のスーパーのビニール袋。
のなかにハーゲンダッツがふたつ。
「―・・・とけた」
にこりともしないで浜田がいった。へぇ、ともふーんともつかない返事をして浜田から袋を奪い取って持ち上げる、すこしだけぐにゅり、とした感覚。たった5分かそこらの道のりでこれだけになるのだ、外はどれだけ暑いのだろう、嘆息する。
てこてことかって知ったるた人の家の冷凍庫にハーゲンダッツをつっこむ。そうして部屋に戻ろうして、―仕方ないから浜田にお茶でも持っていってやろうなんて気紛れを起こしてみる。



いやほんと、お店から出たあとのあの暑さは尋常じゃないんだぜ。
アスファルトの照り返し怖すぎるよ。暑いよ。

意味もなくアンケート設置してみました。相当遊んだ選択肢です。ごめんなさい。
あと某さまのパクリのようですが・・・まぁパクリだよ(え
とりあえずのんびり更新解禁後になにメインで活動するか、の参考にしようかなぁと思ったり思わなかったり。
>>ご協力してくださると幸いです!!
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2007'07.27.Fri
(ハマイズ)

「―甘い、」
不機嫌に眉を寄せる。不意打ちにされたキスは砂糖のような味がした。甘すぎる。どろり、と口の中でとけていくような重い、重い甘さ。
「なに食ったンだよ」
グロ甘・・・とため息をつくとケーキ作ってたからかなァ。と笑う、金髪が揺れた。お日様にキラキラ透ける、色。夏の夕方みたいな色だった。黄金色。すきだなぁ・・・ともう一度ため息つくとそろそろ冷えておいしいよ?と柔らかに(そう、その金色の髪の毛と同じくらい柔らかに)笑った。

誰も食べたいなんて言ってないのに。
(貴方がくれたキスの所為でおなかいっぱいなんだ)



不意打ちで味までわかるものなのかどうか。わかんないよなぁ・・・と思いつつ。
お題「砂糖の甘さなキスの味」(嘘つき様)からお借りいたしました。
いちゃこらさせるのは楽しいですよね。

あと白粉様!いつも返信おそくてごめんなさい!ちゃんと返しました よ!
2007'07.25.Wed
(ハマイズ)

やさしい、嘘でいいよ。溺れさせて、


いずみ、と呼ぶ声が好き。自分の名前を呼ぶ響きは、それだけは、きっと自分自身の物だって確証できるから。浜田が少しだけ甘えたような声で「いずみ、」と呼ぶのを聞くのが好きだ。好きだけど好きだ、なんて言ってやらない。―きっとばれているのだろうけれど。
「いずみ」
浜田の声がした。ゆるゆると首をそちらに向ける。午後の教室の逆光。にかり、と笑った顔はきっとそう、妄想のなせる業。だって振り向いた先は白くてなにも見えないから。痛いな、と呟く。心臓が痛い。
そうやって笑う顔が、好きだと思う。
子供みたいな顔で、大人みたいな顔で。だけどそれは自分のためだけの笑顔なんかじゃないから、嫌い。だとも思う。ずきり、泣きたくなるのはどうしてなのだろう。とっくにやめてしまった自問自答。いずみのためだよ、なんてほとんど嘘だ。浜田の俺だけのためにしてくれる事は名前を、呼ぶ。それだけ。だけど優しい、嘘でいい。溺れてしまいたいよ。



やっぱりハマイズが好き!おお振り系検索からたくさんの方が訪れていただいていて・・・!感謝になってない感謝をしてみる。え、現実逃避ってなにかな。

意味なくバナーを変更してみた。久々に枠線なんてつけたよ。
2007'07.20.Fri
バイバイを言うまであと500メートル。
ぎぃぎぃ、と浜田の錆びついた自転車の車輪が悲鳴を上げている。街灯はちちち・・・と頼りなさ気にオレンジ色の光を揺らしていた。どうしてかひどくしん、としている夏の帰り道。日はもう既に落ちきっている。
浜田の家まであと400メートル。
会話らしい会話もないままたまにどちらかからもれる「あつぃ・・・」というため息にも似た言葉以外発することなく黙々と道を歩く。殉教者みたいだ。静かに静かに、夜の向こう側を目指して、歩く。
こちらが喋らないのはめずらしくもないけれど浜田が余り喋らないのはめずらしい。暑くて辟易してるだけなのか三橋に当てられて―・・・野球に想いをはせているのか、それとも給料日前で夕飯のおかずに想いをめぐらしているのか、それはわからない。
もうすぐ、浜田の家の前についてしまう。
いえない言葉ばかり溢れてきそうになる。言ってしまえればいいのにいつも、最後の最後で躊躇する。いえない。好きだなんて。―野球、一緒にやりたい、なんて。
浜田の家の前につく。じゃあな、とこちらに向けて発せられた言葉におぅと手を振った。



うん。なんかこう風景描写を頑張ろうとして挫折した感じです。
浜田はたまにだんまりになったりするといいです。泉の前だと笑顔とか虚勢を張る必要ないのです。みたいな関係にときめきます。(←

お題「いつだって何もできない帰り道」(irony様)


明日から夏休みです。真面目に勉強できたらいいなぁ。とりあえずしょっぱなから部活の打ち上げに遊びに行きます。受験生としてあるまじき姿!とりあえず日本史と英語頑張ります。
最近タイトルが英語なのはなんとなくかっこいいから。(・・・
自分で考えてやふーの翻訳で確かめて使ってます。うん。こういうときに英語を調べるのってすごく楽しいのになぁ。
2007'07.17.Tue
(ハマイズ)

からころからころ、ビー玉色の恋をしている。

街は夏祭り一色。寂れた商店街もこの日だけは橙の提灯で照らし出される。金魚すくいにスーパーボール。みずあめ、綿飴、ヨーヨー掬い。子供向けらしい色とりどりのお店が並ぶ、いつもと違う空間。
からころ、ラムネビンの中でビー玉がなった。
「―・・・おいしい?」
泉の方にくい、と顔を向けて聞く。泉は水色のラムネのビンを傾けている?と目で聞いてくる。一口貰おうかな、とありがたく受け取る。かたり、かたむける。からころとビー玉の音。すっとラムネの味、夏だなぁ、と思う。
「おいしい?」
今度は泉がかくり、と首を傾げてこちらを見てくる。なつかしい、というと年寄り臭いと笑われた。



ラムネってたまに飲むとおいしいですよね?
ラムネビンの中のビー玉(正しくはラムネ玉)ってきれいだと思います。
2007'07.16.Mon
(ハマイズ)

「はまだぁー」
めずらしく泉からご指名。なに、と手早く洗濯物を干しながら泉を見る。泉はひとこと「海いきたい」と呟いて上目遣い。窓の外で一段と雨が強くなる、風が窓ガラスを軋らせる。つけっぱなしにしているテレビからは最大級と銘打たれた台風の情報がひっきりなしに流れている。
「―は、海?いつ」
唐突に出された議題に戸惑いながら聞き返す。泉はその言葉になんとなく拗ねたように
「今」
と即答。
「え、いや、泉さん、すっげぇ雨が降ってますけど」
灰色というより墨色の空からぼたぼたと変な音を立てておちてくる、目に見えるほどの大粒の雨。街路樹がリンボーダンスでもしだしそうな勢いで曲がっている。泉は外の状況とこちらの顔を見比べて「行きたい」と駄々っ子のように呟く。
みつめあうこと30秒。結局負けるのはこちらなのだ。
「わーったよ、ただし遠くには行かないからな」



振りのサーチ様からたくさんの方が来て下さっているという今更な事実に気付いて嬉しくなって書いてみた。うん、台風の日の海に行きたいんだ、ってか毎年こうゆう話を書いている気がする。中途半端だしな。

今から実行委員の打ち上げです。楽しみ!
2007'07.09.Mon
(ハマイズ)
03: もう理性がぶっ飛びそうだって知ってるか

視線のかち合う三秒前。
高鳴る心臓はひどく場違いな気がした。

「―泉」
野球をやっているのに白いランニングシャツの隙間から見える白い、肌。ベッドの上から上目遣いでこちらを見つめる大きな瞳がひどくかわいい、と思う。
「んー・・・」と口を半分開けた生返事がひどくなまめかしい気がして、自分を落ち着かせるようにため息。
「それ、試してンの?」
じ、と見つめてくる瞳を泉は外そうとせず「そうおもうならそぉなんじゃない」とやっぱり気のない返事。たぶん、楽しんでいるのだ。泉だってこちらが健康な高校生男子だということをわかっているはずなのになんだってこんな拷問のようなことをするのだろう。
「―ねぇ泉」
もう一度自分を落ち着かせようとため息。
「俺、もう理性とかぶっ飛ぶよ?」
そのセリフにニッコリと泉が笑って「勝手にすれば」と言った。



積極的泉。甘えたい日だってあるんだっていう。
ハマイズやばい。アニメがやばかったんだ。
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