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あまいおかし、

日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓

2025'01.15.Wed
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2006'12.23.Sat
(土山)

冬は寒い。あたりまえに。
見上げた夜空は冷たくて、星がひどく綺麗だった。ホワイトクリスマスなんてどだい無理な話だ、ととうとつにそう思った。去年のクリスマスは副長に思いっきり雪玉をぶつけておこられたなぁ、なんて思い出して一人笑い。思い出し笑いする奴はエロいんですぜぃなんて沖田さんの声が聞こえた気がするけど無視。
「副長、は」
今頃寒い寒い叫びながら見回りしてるのかなぁ、なんて。
その姿が容易に想像できるようでできない。
あと数十分もしたら帰ってくるはずだから部屋を暖めておいてあげようと思って扉をそっと閉めた。



ほんとは続きがあるんですけどマイマザーの話しかけ攻撃により文章になりませんでした!
明日書けたらいいな・・・。願望。
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2006'12.22.Fri
01 キスの思い出

嫌いになれたらよかった。

うぅん、嫌いっていえればよかった。やさしいキスをつっぱねて目をそらして。そこまでしてもいえなかった『好き』と『嫌い』。きらいだ、と心の中で念じる度に気付いた「好き」はどうしようもなく増えていく。
嫌いになれたらよかった。
やさしいキスの思い出すら忘れてしまえるように。

君にさよならを言われる前に嫌いになれればよかった。



文章練習。
2006'12.17.Sun
(土山)

「夜桜。見たことないんですよ。だから一回ぐらいは見たいなぁと思って・・・」

「副長と二人きりでお花見とか・・・あ、ダメ・・・ですよね・・・」


~桜のウタ~


「な、何笑ってるんですか、こんちくしょうッ」
なぜかとても嬉しそうに笑う横顔に腹が立つ。だか、そんな風に腹を立てている表情を笑われてるなんて気付けるはずもなく。どうせ口でも剣でも、なにもこの人には勝てやしないのだ。なんとなくむかついて拗ねた様に頬を膨らますと「拗ねてんじゃねぇ」と両手で頬をすっぽりと挟まれた。
「そもそもまだ桜は咲かねぇだろ」
「咲いたらの話ですッ」
「あーそうか。暇になったら行ってやるよ」
・・・嘘つきとは言わないけど(こんなに優しく微笑むから!)きっと行けないしこんな些細な会話忘れてしまうだろうことは目に見えてる。いつもいつも副長はずるい。こんな風に笑われたら信じたくなってしまうから。
期待してしまうから。

わすれちゃうくせに、と聞こえないよに呟いた。
けど。


「いくぞ」
そういって手を引かれて夜道を歩くのは久々で。繋いだ手に心臓が破れてしまいそうだ、なんて言えるはずもない。なんですか副長。といってもこの人は聞かない、いつものことだけど。
「ほら、」
そういって立ち止まった大きな背中、の向こうに桜吹雪。感嘆の声すらあがらないほど驚いて。向こうの桜吹雪と副長を交互に見る。照れたように笑って副長が言葉をゆっくりと見たかったんだろ?と言葉を紡ぐ。少しだけ嬉しくてはい、とだけ言った。

嘘つきなんていってごめんなさい と心の中だけで謝った。



本に載せたぜリサイクル!あまりに古かったので随分改訂。やばい、買って下さった皆様に勢い余ってジャンピング土下座したい・・・!!
2006'12.17.Sun
(土←山)
02 全ては蕾の中に

置いてこれたらよかったのに。

ためいき。気付かなければいいことばかりだ、世の中。自覚してしまった思いもあの人の視線の先も変わらない関係もぜんぶぜんぶぜんぶ、ぜんぶ。気付かなければよかったんだ。気付くことなんてしなければよかったんだ。
彼の声音に含まれた愛情と同情の違いなんて。
「だから嫌いなんです、」
だけどだから好きなんです。
やさしいから、副長はすごく優しいから、だから嫌いで、好きなんです。
自覚した瞬間失恋。失恋し続ける、自分。

花開く前に、蕾を手折ってしまえたのならよかったのに。



土山好き。イベントでむらむら。(!!
2006'11.11.Sat
(土山)
04 綺麗も汚いも

どんな貴方でも愛していられたらよかったのに。

「―ふくちょ、ぉ」
どうして涙は出ないんだろう。いっそかきむしってぼろぼろにしてしまいたいくらい胸は痛んでいるのに、どうして泣くことが出来ないんだろう。
「山崎、」
彼の優しすぎる声と、手から逃げるように身を翻してしまう。ひたすらに痛い心臓、重傷なのかもしれない、と思う。恐る恐る顔を上げると困惑したような、後悔しているような、そんな視線とであった。言葉を紡ごうとするその唇を見てつい耳を塞いだ。
「―・・・さがる」
手で作った即興の耳栓を潜り抜けて彼の声が鼓膜を震わせる。なにも、なにも言うことなんて出来ずに、ただだだをこねる子供のようにいやいやとゆるゆると首を左右に振る。さがる、もう一度副長の口が自分の名前を紡ぐ。答えない。伸ばされた手がついに下ろされたのを知る。ごめんなさい、なんていえた立場じゃないのは知ってる。ないてしまいたいなんてお門違いだ。わかっている。それでも、
いっそ泣いてしまえたのならよかった。

綺麗も汚いも愛して、と、言えたならよかったのに。



し、シリアスブームです。土山でシリアスを書くのはもしかしたらはじめてかもしれません。
最近オフィシャルをさっぱり読んでいないので自給自足万歳だと思います。
さがる、と呼ばせるのは初めてだったのでちょっと恥ずかしいです。(意味わかんねぇよ
2006'11.07.Tue
世界が壊れてく、

壊れてく んだ。


目があっても君は笑いもしないのだ。強がって、強がって、目をあわせようともしない。だからこちらもそれに答えるように、目なんかあわせない。まるで『知らない』人のように『見た事もない』人のようにただ、すれ違っただけ。
たかたか、とこちらの足音が響く。

そうして世界は壊れていく、
ゆっくり、確実に音を立てて、

壊れていく んだ。


06 つれない素振り(のち誤解)



カップリングなしですが芭録、が一番近いかなぁと。
なんとなく意味なくシリアスです。
2006'11.05.Sun
(土山)
03 甘く苦い関係

どろどろに溶けたチョコレートみたいだ。

「にがい、」
そういってにらみつけようとするともう一度口付けられた。
「なに」
不機嫌そうな顔をしてみても何でだか相手にはきかなくてむかつく。いやまぁ・・・口が裂けても副長に対して「むかつく、」なんていえないけど。副長は何でだか嬉しそうに笑って、笑って、なんでだかむかつくぐらいかっこいいから余計むかついた。
「―山崎、」
そんなニヤニヤした顔で言われてもうれしく―・・・ないわけない。それがわかってやっているんだから始末が悪い。いつのまにこの人に見破られてしまうようになったんだろう、そんな小さな心の動きを。
「もういっかいキスしてやるよ」
にやりと笑った横顔はすぐに見えなくなって

「あまい、」

と呟いたのはどちらだったのかすらわからないくらい、



副長が苦いのはタバコの吸いすぎだと思います。
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