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あまいおかし、

日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓

2024'05.19.Sun
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2007'02.03.Sat
(火←アリ)

「―好きや」
といってしまえたならどれだけよかっただろう。
寝入ってしまった横顔の輪郭をそろり、となぞりながら呟きを落とす。
伝えられない言葉はいつだって重くて、胸にたまっていく。いつか、―きっといつか溢れてしまうと思うのに、酷く臆病な自分の心のおかげなのかあふれ出すことはない。
「ひむら」
優しい人。
大切な人。
隣に居て、欲しい人。
はからずも、思ったとおりの形じゃなくても、願ったとおりの状況なのにどうしてだろう。

酷く胸が痛い。



ひぃ・・・何だこのニセモノ具合は・・・!!なんとなくアリス片想いが 好き。
関西弁なるものがわからないので必要最低限は書かない、書けない。
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2007'02.02.Fri
(土山)
02 眩しい笑顔

そうやって綺麗に笑っていてください。

眩しい、とはいえないかもしれない。ふわり、と笑う彼の笑い方は少しだけはかなくて寂しい。ふくちょう、と呟いて笑った顔は―なんでだかどうしてだか泣きそうでこちらの胸をぎゅっと締め付ける。
気がするのに。
その笑い方はあまりに眩しいんだ。



土山だと言い張ってみるんだぜ!
2007'01.31.Wed
百年待っていてください。
と少女が笑ったから
がんばるよ、
と笑って返した。
うっすらと眼を閉じてどこか、遠いところを眺めている彼女に百年待っている。と言葉をかけた。少女はもう一度目を開けてこちらを見てにこり、と笑った。咲いた花が散っていく瞬間のように綺麗な笑顔だった。



夏目漱石の夢十夜の一夜が好き。
2007'01.21.Sun
(シノ←キバ)
9.もしも一握りの希望があるなら

君と生きていく、よ。

「すきだ、よ」
言ってはいけない言葉を呟いた。シノには届かない、言葉。もしも言ったら笑ってくれるだろうか、なんて思う。だけどその言葉がきっと二人にとって重荷になってしまう。だからいえない。

それでも願ってしまうんだ。
もしも一握りの希望があるのならどうか、

届いて。


うーん・・・ニセモノ!
2007'01.21.Sun
(マサキ→←翼)
8.このままじゃいられない

「マサキ、」
と呼んでくる声に特別な響きが、どうしてか嬉しそうな響きが混じっていることなどとっくに気付いている。だけどそれがなんなのか、とか考えてみようとは思わない。―否、ホントは気付いているし解っているつもりなのだけれど認めてしまえばそれに溺れてしまうことになるだろうから(周りの人間が思うほど、強くない)気付いていない振りをする。
このままじゃいられないだろう、と先日ナオキに忠告されたがそれでもどうしようもないしましてや彼に告白、などというものをする気にはならないし自分には似合わない。今はただ彼が「マサキ」と少しだけ特別な響きで読んでくれる毎日を楽しむだけだ。一歩踏み出す必要が、ない。

それでもホントは気付いてる。つもりだ。
このままじゃいられないし、いない。



マサキ氏はなんだかこう、華月が書くと中学生さがないです。
翼はキラキラさせられるから書いていてとても楽しいのですが笑
2007'01.20.Sat
(土山)
7.本当の気持ちはいつだって

どうしようもないものばかりなのです。

死をも覚悟してます、と彼が言うと心臓がちり、と痛いから本当は死なせたくないんだと思う。自分は、きっと彼に生きて欲しくていつまでも永久に今みたいな時間が続くことを願っている。―叶うはずもないだろう、願い。かもしれない。
すこしだけコメディみたいで真剣でおかしくてまじめで面白くてそんな時間がこのまま続けばいいのに、と思っているのだ。彼が隣にいるから。
「―・・・気をつけて来い」
それでもいつでもかける言葉はこれだけ。
死ぬなよ、なんていえるわけなくて無理するななんていえなくてせめてもの言葉。

本当の気持ちはいつだって伝えられないものばかりなのです。



山崎に「死を覚悟してます」的なことを言わせたかっただけです。(!
副長もずいぶんと乙女に・・・。
2007'01.16.Tue
(シノキバ?)
4.二人の大きい境界線

側にいられればそれでよかったんだ。
なんていったら言い訳に思われるのだろうか。いつか離れていくことへの、言い訳。言葉で繋がらない関係はふわりふわ、と漂ってるみたいで多分彼の「ばかじゃないの」という言葉に吹き飛ばされてしまう。
「キバ、」
不機嫌そうに振り返った彼の横顔すら心拍数を上げる、なんて知られたくない事実。彼はきっと気付いているのだろうけれど。好きだとか好きじゃないとかそんなんじゃなくてただ必要なのだといったらどんな顔をするのだろう。生きていくために必要なのだ、といったら彼は側にいてくれるのだろうか。

― ― ― ― ― ― ―

側にいて、っていえばいいんだ。
離れていくなんて思えないくらい抱きしめてくれればいいのに。言葉で繋がらない関係は確かに心地いいけどきっと彼の小さな一言でどこかへ行ってしまいそう。不安だ、と伝えられる事が出来たらいいのに。
「キバ、」
シノが名前を呼ぶ。どんな顔をしていいか分からずに不機嫌そうな顔で振り返るといつもと変わらない顔の彼が立っている。この関係がとても幸せで優しくて好きでなくしたくない。なんて伝えられるわけないのだけれど。



境界線というか・・・うん。二人の大きな境界線は「言葉」です。激しくすれ違い人生。
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