夕日と影と、見慣れた君の

（ハマイズ）

待って、とは一言も言わなかった。

そういえば見慣れたのは背中ばかり、だと思う。子供の頃も今も。彼の、ひょろりとした影が夕日のせいでこちらに伸びてきていて、見上げた先には見慣れてしまった背中があって。幼いころからそうだけれど浜田のほうが背が高いから必然的に歩くのも速くて、気がつけば見失ってしまいそうになった。そのたびに、
「いずみ、」
招き寄せるように差し出された手。
こうやって振り向いて笑顔でこちらのことを見る。
さすがにもうその手をつかむことはしないけれど。
止まった浜田の横に並ぶ。ひょろ長い影が少しだけ重なった。ちらりと見上げた横顔がひどく優しい顔をしていたから―これからはちゃんと、この顔を見慣れたい、なんて思う。


＊
駅で見た小学生の兄弟がやってたんだ。お兄ちゃんがずんずん進んでくんだけどちゃんと何回も何回も振り返って弟を手招きしてるの。ものすっごくほのぼのする風景だったんだ。うん。
浜田と泉もやってればいいなぁ、とか。

明日中国語と日本語表現法のテストらしいんだけどなにも勉強してな・・・い。
破擦音摩擦音鼻音・・・となんだっけ。うーん・・・通学時間でなんとかなんないかなぁ。

電話は苦手だと思う今日この頃。
日曜日、バイトの面接・・・！店長さんが若い女性の方でちょっと安心。
土曜に友人とカラオケに行く予定があるので声枯らさないように頑張る（←

忍者さんが激しく重くて思うように改装が進まなくて泣ける。プラグインなんて・・・！

届かなくてもいい、なんてずっと

（ハマイズ）

本当はずっと諦めてたのかもしれない。
目の前で浜田がうつむいていた。少し離れているからどんな表情をしているかまではわからないけれど、きっといつもの情けない顔をしている、んだと思う。オレンジ色に染まった教室の、真ん中に二人きり。性別が違っていたりしたらそれはもう、青春ですか？と言われちゃいそうな光景。―男二人でも十分に青春が始まりそうなのだけれど。
浜田に好きだと言われた。
冗談きつすぎ、と返したらキスされた。
そのままうつむいてしまった浜田は何も話そうとはしないで、だからと言ってこちらから何を話せばいいのか―完璧に怒鳴るタイミングすら逃してしまった―わからなくてただうつむいた浜田の日に透ける金色の頭を見つめていた。
本当は、嬉しい。
ずっと諦めていたから。
男同士とかそれ以前に、こいつは絶対に手が届かない人で気まぐれに差し伸ばしてくれる事はあってもその手は簡単にほどけてしまうものだと思っていたから。そう、思っていた、浜田は届かない人だって。だから届かなくてもいいってずっと思っていた。だけど、
届いて、いたのかもしれない。
声にならない想いが少しずつ少しずつ溢れだして、
ここ最近幼いころのよりもずっと、隣にいたものだからもしかしなくても、
届いて、しまったのかもしれない。
この感情が。
浜田が一言何かを言おうとぼそり、と口を開く。それを制するようにうれしいだなんてそぶり見せないように、挑戦的に「ごめんなんていったら、ゆるさねー」と笑って浜田を見た。


＊
お題からそれてしまった物その２。
もともとやりたかったことはまたそのうち。何回告白ネタ書けば気が済むんでしょうか私は。

あした中国語のテストがあるのに昨日から改装を始めたらとまらなくなりました。またプラグインとかコメントとか空気なデザインを考えてます。プラグインいじるの苦手ですどうして上手におさまってくれないの！！
予告通り夏っぽくはなる予定。来週の終りくらいまでにいろいろがーって直せるといいなぁ、と思ってます。ソーダ、みたいなのをイメージしたんですけどなかなか難しいですね。疑似フレームチックにしたかったんですが全然そうはみえないという。もう何年になるかわからないのにさっぱり技術に進歩がみられないとか・・・。

君の温度とか、そういうものぜんぶ

（ハマイズ）

浜田は後ろから抱き締めてくるのが好きだ。夏の暑いのにそんな体勢とれるかよ、と思って逃げ回っていたのだがなんだかんだで捕獲されてしまい、にこにことうれしそうに笑っている―であろう―浜田に抱きしめられたまま当たり障りのないクイズ番組を見ている。
―嫌いではないけれど。
この体勢は、いろいろな違いを見せつけられているみたいでちょっとむかつく。
たとえば大きな手だとか、身長だとか、ぽつりともれた少し大人ぶった物言いだとか。
そういうものに気付かされてしまうから、・・・まぁ、本当は少しだけ嬉しいのだけれど。
黙ったまま笑いもしないこちらに「いーずみ、何考えてんの」と浜田が耳元で聞いてくるからくすぐったくて首をすくめてしまう。その様子をくすくすと笑う浜田の声がひどく心地よく感じるなんて、もうかなりキテル。いろんな意味で。それでもこの状況を素直にうれしい、と思えるのはきっとすごく幸せなことなんだ、と思った。


＊
いつもよりは糖度高めでお送りいたしましたー☆
先延ばしとか書いたけど気づいたら書けてた。
素敵なお題を見つけてそれに沿って書いていたはずなんだけどお題からは180度ずれた状態に。なにも生きてません。最初にそのお題を見て「こういうのかこう！」って思ったネタはまたそのうちかきたいと思います。
最近自分の中で大人な浜田に近づこうとする泉、みたいなのがブームです。
けど泉も結構大人な方・・・だと思うんですがどうなんでしょう。
浜田が大人に見えるのはうん。周りにいる人との対比で、かなぁ。実際の高校生ってあんなに大人じゃないよなぁ。梶とか高校生か？って気がしないでもない。・・・まぁそれは私の高校で年上の男の先輩ってのがいなかったせいかもしれませんが。

恋人関係って完璧には無理だけどある程度対等であることが重要だと思います。愛情に違いはあっても、ね。

一日パソコンと読書でした。
岡嶋二人・・・って知っている人いるのか謎ですがたまに読み返したくなる作家さんです。
やっぱりミステリ好きだなぁ、と思う今日この頃。自分で書くのは無理ですが。
改装はさっぱりやる気になりません。な、夏までには夏っぽくしよう。
メロパのスキンだけ妙に梅雨チックです。気づいたら世代交代できるまでに育ってたよびっくり。名前が思いついたら世代交代したいです。カエルスキンかわいすぎる。

at night...

（ハマイズ）

真っ暗。
いつの間にこんな寝苦しい季節になったのだろう。暑くて目が覚める、のどが渇いていてひりひりした。何時、と思って時計を探すけれどケータイは一体どこへ転がっているのか見当たらなくて、代わりに隣に寝ている浜田の頬に触れる。
―熱い、
触れた瞬間そう思ったのにどうして手が離せなくなるのか。
浜田の寝息がそっと響いていて、頬に触れた手は温度を上げていく一方なのにどうしてか、先ほどまでの不快な暑さとのどの痛みを忘れてしまいそうで。


＊
これ結構げろあまなんじゃないのか。
布団に入ると暑いわ喉は痛いわで眠れないので脳内妄想を吐き出してみる。あしたは一限ないからちょいゆっくりできそうです。学校ある時は薬のめないのがネック・・・。普段から眠いのに風邪薬なんて飲んだら・・・orz

s2氏に私信的なあれです。↓
ちょ・・・おまｗまさか答えてくれるとか思わなくて笑ったじゃんか。
君は最近私を笑わせる達人だね・・・いろんな意味で予想を裏切ってくれてありがとう。しかも受け取らないって言ったのにあえてリターンしてくるとかｗ気が向いたら答えるかもしれないけどまぁ、うん。たぶんやらない←
つっこみたいことはたくさんあるんだけど（真性げろあまってなんだとかまぁそのあたり）とりあえず、女の子裸エプロンからどうやったらげろあまな展開になるのか気になります。それどう考えてもただのえｒ・・・うんなんでもない。

テンションがいつもより高めなのは仕様です。はい。

床と君と、

（ハマイズ）

太陽が目に痛い。
暑すぎる夏の空気から逃れるように入った部屋はやっぱり暑くて、ため息をつく暇もない。浜田があちーなと呟きながら大して意味のない扇風機を回す。クーラーはぁ？と不満そうに聞くと高校球児にはよろしくありません。とにべもない一言。頬を膨らませて少しでも冷たさを求めるかのように床に張り付く。泉、言っとくけどおとといから掃除してないよと浜田が言ったけれども、無視。ぺたりと張り付いた床からゆっくりと冷たさが伝わってくる。
まったく、と浜田がため息をついて隣に座る。くい、と上を見上げると一瞬目が合って逸らされる。そのまま浜田の片手がこちらの頭をぐしゃぐしゃにしようとするから、迷惑そうに顔をしかめてやると、変な顔と眉間のしわを直された。


＊
本来使おうとしたネタが入ってない・・・！
タイトルは元ネタの名残です。今度なんかに使おう・・・覚えてたら。
某所にならって（？）げろあま週間中。さっぱりげろあまにはならないミステリー。
次はそろそろお題を消化したいなぁ、と思ってます。

授業が早く終わって一本早い電車に乗れたのですっごく早く家に着きました笑
風邪でのどをやられました。せきが止まらないorz

最上級の我儘をあなたに

（ハマイズ）

蝉が鳴いている。
ゆるやかに夏の光が部屋の内部を照らしている。コンクリートがひんやりと、外よりかは冷たい空気を保っている。鍵をちゃりん、と鳴らす。目の前で寝ている浜田はその音に気付くこともなく安らかに寝息を立てている。・・・なんとなくむかつく。
「めぇさませよ」
こっち見ろよ。なんて言わないけれど。
手持ちぶたさな時間に舌打ち一つ。それでも浜田は起きることはない。
「・・・俺がいるのに、寝るわけ」
意識せずに口から出てしまった不満に、はっとして浜田を見つめる。起きない。聞かれなくてよかったという反面、起きてくれないことにやっぱり、むかつく。そばにいるならこちらにかまってくれなきゃやだなんて子供っぽいこと言わないけれど。
・・・本当はずっとそう思ってる。


＊
某所でげろあまが盛り上がってたからさ、便乗しようとして撃沈。
げろあまなんて狙って書けるもんじゃないんだよね。きっと。
友人にいいよっていわれた「ワールドイズマイン」って曲を聴きながらやったからこうなったんだと思われます。大学でできた友人にさりげなくミク好きが多くて楽しすぎる・・・笑　絶対そんなの知らないだろうなぁ、って子が案外知っててびっくりすること多数です。

なつのあしおと。

（ハマイズ）

夏が来れば動き出す。

見上げた空は灰色で、天気予報で梅雨入りの情報を伝えている。まだまだじわり、とした暑さにはならず、少し肌寒い雨。泉がうっとおしそうに明日も雨かよ、と呟いた。―梅雨が終わると、あつい夏が来る。
「泉」
名前を呼ぶとなに？と顔だけがこちらに振り返る。なんでもない、と笑うと意味わかんねーと泉の顔がまた天気予報に戻った。

応援してる、なんて言葉はまだ言うべきじゃないから。


＊
ハマイズというのにはおこがましい・・・。
浜田は夏が来るとちょっと鬱になるといい。野球ができないことに対する、こう葛藤的な。

わたしはまだって打ったら変換が「私浜田」で笑う以外どうしようもない華月です。
本日初めて（小学生から考えてもはじめて）さぼりなるものをやってみた。まぁ授業受けながらにしてさぼっているようなもんだったからいいっちゃいいんだけどねー。とりあえず明日提出の宿題が終わったのでよしとする。

あ、とs2氏。もし見てるなら。
まさかまじでげろあま挑戦してくれるとか思わなくて思わず噴いたわｗｗｗｗごちそうさまでした。これからも楽しみにしてるｗｗこのにやけたまま戻らない顔をどうしてくれるんだおまえは＾＾

最近日記がめっきり身内向けだなぁ・・・むーん・・・。
夏までの目標をとりあえず。改装。Worksの整理。またがさがさ消したり直したりしたいです。そんな気力があればの話ですが・・・。あ、と夏までにオリジナルで書きためてたのをどうにかこうにかしてあげる予定。せめてこれだけは守れるように頑張る・・・。とりあえず身辺整理から始めようかな・・・。