水溜りにダイブ！ ま

（ハマイズ）

ま　まるごと抱きしめて同化させてくれたらいい

とくん。
耳を押しあてた浜田の胸の奥で心臓が小さく鳴っている。耳を澄ませば聞こえる、柔らかな音。
とくん、とくん。
これは自分の心臓の音。うねりを持つように身の内で鳴っている。浜田のとは少しリズムが違う、音。そうしていくことでわかる、自分たち二人がけして一つにはなれないということ。あぁ、なんて乙女なことを考えているのだろう、似合わない。溜息一つ。とくん、と浜田の鼓動と重なる。

「泉」

これは浜田の声。どうしようもなく柔らかな、甘い声。いいこいいこされたから振り払うように手をどけさせる。ぱ、と上げた顔、目が合う。瞬間で赤くなる顔はもう隠しようがなくて、浜田はクスクスと笑いながらこちらの身体をぎゅ、と抱きしめてくれた。先ほどより少し早く、大きくなる鼓動は、浜田のものとは溶け合わない。それでも、
こうやって抱きしめられることによって一つに同化している気持ちになれる。
それだけで、よかった。


＊
偽物だな泉・・・。
久々にお題です。自分が書きたい文章、ってなんだろうと思いながら。

文芸部はカオスでした。（まだ言ってる
5月から漫画研究部の方と部室を共にするらしいのでそのうち机の上に「団長」って書いてある物体が出てこないかすごく楽しみにしてます。文芸部の新入生は揃いも揃って駄目な子でした。私はヘタリアだったらリトが好きです。
一年4人でうち男子1人。なんかすっごくかわいい子がいるんです、同じ学部なんですけど。
かわいい子「んじゃあ質問です、腐女子の人ー？」突然爆弾投下。
「はーい！！」と、元気良く返事をしたのはもちろん男子も含めて一年全員です。
そのあと「あ、やば、俺女じゃないじゃん、男じゃん！」とかいいだす男子。ちょっと　ま　て！！
そして友人にへたりあを貸してもらい満足な私。カナちゃんのかわいさに気付いた。