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あまいおかし、

日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓

2024'12.28.Sat
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2006'09.28.Thu
5:寸止め

キスするかしないかの狭間、ミヤの顔が目の前にある。照れくさいしどうしたらいいのかわからなくて視線を逸らそうとしても近すぎて視線の持って行き場がない、そんな距離。目をつぶろうにもつぶれないのは真剣にこちらをみてくるミヤの顔が好きだ、と思うから。口から飛び出そうなほど高鳴る心臓の音はきっともう、ミヤに届いているんだろう。
「センパイ」
録、センパイ。
ミヤの声が柔らかに名前を呼ぶ。吐息が、甘くて優しいその響きが直接鼓膜を震わせてくるようで。とめることが出来ないのは目下急上昇中の顔の温度。こんなに近くにいるんだからもうミヤには、真っ赤でトマトみたいになった顔なんてとっくに見られてる、知ってる。
穴の開くほど見つめる。とはこうゆうことを言うんだろうななんて思う。とっくに臨界点を越した思考と脳はそんなことしか考えられない。
「センパイ」
―録、
とミヤがぼそりと呟く。
とどまることを知らないのはたぶんなによりも、ミヤを好きだっていう想いなんだと思う。

録、
と今度ははっきりした音で、ミヤの声が鼓膜を震わした。
近すぎる顔はそれでも相手の顔を見るには十分だった。
絡み合った視線を逸らすことはあまりにも難しくて、

結局こちらからキスを仕掛けてみる。



寸止め。
録総受けアンソロにテンションが上がりながら書いてました。
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