あまいおかし、
日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓
2006'10.01.Sun
「ミヤつまんない顔してる気」
センパイの手がみけんのシワを攻撃するようにとん、とついてくる。何のことかわからず、それまで降りしきる雨を見ていた視線を戻してセンパイを見つめて言う、
「・・・録センパイといるのにツマンナイ顔なんかしねぇって」
ね?と微笑めばあの人は少し照れたように怒ったように(多分これはいわゆる照れ隠しって奴だろうと勝手に推測しておく)ばっかじゃねーの、ミヤ。と。ホントにミヤってばかだよな、バカバカ、御柳芭唐のばーか。そんなふうに耳元で騒がれても痛くも痒くもない。そうっすよ、俺、録センパイにだけは超バカだからしょうがない。と抱きしめて耳元でささやくと観念したのかなんなのかぽとん、と肩の上に頭を落としてくる。
「ミヤはホントに」
センパイのほうこそつまんない?そう聞こうとしてだけどそれはセンパイの声に阻まれる。
「―野球、好き気」
ざぁざぁざぁざ、とやむ気配のない雨は地面を抉っている。痛いくらいに。もちろんだけどこんな雨の所為で練習は休み。ざぁざぁさぁざぁと雨音は遠くなったり近くなったり。
「・・・なに、いってるんすか」
そこまで野球、好きじゃないですよ、だってセンパイが目の前にいるのに、とかそんな紡ごうとした言葉は顔を上げたその、センパイの優しい雨みたいな笑顔に盗まれた。
だから好きだよ、と呟いたセンパイに逆らう術を見つけられるわけない。
*
芭唐は本当は野球が好きだよ、って言うそれが言いたかっただけのお話。
前にもそういう話を書いたんですが多分前とは百八十度違っている気がします。なんでかってその頃と違って録が芭唐のことを大好きだから。そのころはまだこう・・・ね?依存関係一歩手前って感じでしたし。
気が向いたら打ち直してサイトにアップしたい、な。結構お気に入りです。
センパイの手がみけんのシワを攻撃するようにとん、とついてくる。何のことかわからず、それまで降りしきる雨を見ていた視線を戻してセンパイを見つめて言う、
「・・・録センパイといるのにツマンナイ顔なんかしねぇって」
ね?と微笑めばあの人は少し照れたように怒ったように(多分これはいわゆる照れ隠しって奴だろうと勝手に推測しておく)ばっかじゃねーの、ミヤ。と。ホントにミヤってばかだよな、バカバカ、御柳芭唐のばーか。そんなふうに耳元で騒がれても痛くも痒くもない。そうっすよ、俺、録センパイにだけは超バカだからしょうがない。と抱きしめて耳元でささやくと観念したのかなんなのかぽとん、と肩の上に頭を落としてくる。
「ミヤはホントに」
センパイのほうこそつまんない?そう聞こうとしてだけどそれはセンパイの声に阻まれる。
「―野球、好き気」
ざぁざぁざぁざ、とやむ気配のない雨は地面を抉っている。痛いくらいに。もちろんだけどこんな雨の所為で練習は休み。ざぁざぁさぁざぁと雨音は遠くなったり近くなったり。
「・・・なに、いってるんすか」
そこまで野球、好きじゃないですよ、だってセンパイが目の前にいるのに、とかそんな紡ごうとした言葉は顔を上げたその、センパイの優しい雨みたいな笑顔に盗まれた。
だから好きだよ、と呟いたセンパイに逆らう術を見つけられるわけない。
*
芭唐は本当は野球が好きだよ、って言うそれが言いたかっただけのお話。
前にもそういう話を書いたんですが多分前とは百八十度違っている気がします。なんでかってその頃と違って録が芭唐のことを大好きだから。そのころはまだこう・・・ね?依存関係一歩手前って感じでしたし。
気が向いたら打ち直してサイトにアップしたい、な。結構お気に入りです。
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