あまいおかし、
日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓
2007'07.12.Thu
(芭録)
雨降り、ざぁざぁとあなたの声を遮る。
「―ミヤ」
さよならをするなら雨の日に。昔からそう決めてた。さぁさぁとふたりを遮る雨音の規則正しいリズムでタイミングを計る。いち、に、ぴちゃん、ぴちょん―・・・あと5回数えたらさよならを言おう。
さん、し、刻むリズム。ご、言おう。
「ね、ミヤ」
「ねぇ―センパイ」
同時に言葉を発する。くすり、ミヤが笑う。きゅん、と締め付けられる胸。痛い。まだ好きだなんて現実を見せつけられたようで笑い返せなかった。言葉を発せない。
「―さよならしよっか」
ミヤが言う。ぴちょんぴちゃん―・・・止まらない雨音。目を見開いてミヤを見つめる。わかっていた結末ですらこんなに悲しく思えてしまうくらい好き、なのだ。と思う。じわり、とこみあげてくるなにか。逃げ出すように後ろを向いて
「さよなら」
を投げかける。そのままミヤの―慣れ親しんだミヤの部屋を出る。ざぁざぁ、雨音。
お別れするなら雨の日に。
傘もささずにあなたを想う帰り道。ゆっくりとすべてが、水に溶けてしまえばいいのにと思う。そうして消えてしまえればいい。
*
ほんとはお題で使おうと思ってつながらなくて挫折。連日の微妙な天気に憂鬱な気分です。降るなら降れよ、みたいな。
雨降り、ざぁざぁとあなたの声を遮る。
「―ミヤ」
さよならをするなら雨の日に。昔からそう決めてた。さぁさぁとふたりを遮る雨音の規則正しいリズムでタイミングを計る。いち、に、ぴちゃん、ぴちょん―・・・あと5回数えたらさよならを言おう。
さん、し、刻むリズム。ご、言おう。
「ね、ミヤ」
「ねぇ―センパイ」
同時に言葉を発する。くすり、ミヤが笑う。きゅん、と締め付けられる胸。痛い。まだ好きだなんて現実を見せつけられたようで笑い返せなかった。言葉を発せない。
「―さよならしよっか」
ミヤが言う。ぴちょんぴちゃん―・・・止まらない雨音。目を見開いてミヤを見つめる。わかっていた結末ですらこんなに悲しく思えてしまうくらい好き、なのだ。と思う。じわり、とこみあげてくるなにか。逃げ出すように後ろを向いて
「さよなら」
を投げかける。そのままミヤの―慣れ親しんだミヤの部屋を出る。ざぁざぁ、雨音。
お別れするなら雨の日に。
傘もささずにあなたを想う帰り道。ゆっくりとすべてが、水に溶けてしまえばいいのにと思う。そうして消えてしまえればいい。
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ほんとはお題で使おうと思ってつながらなくて挫折。連日の微妙な天気に憂鬱な気分です。降るなら降れよ、みたいな。
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