シロツメクサで編んだ花冠、

（芭録）
シロツメクサで編んだ花冠、

「へたくそ」
とセンパイが笑った。心底おかしそうに、楽しそうに。そうやって笑っているのを見るだけでよかったな、と思う。嬉しくなる。重症だ、と気付く。
「てゆうか、高校生にもなって花冠編むなよ」
しっかもおまえ、不器用すぎる。楽しそうで嬉しそうなセンパイはからかうように言葉を落とした。
「近所のガキがくれたんすよ」
だから俺が編んだんじゃ、断じてないです。てゆうか俺が器用なの、センパイ知ってるでしょ。拗ねたように言ってもセンパイは笑うのをやめない。むしろさっきよりも楽しそうに、嬉しそうに笑っている。
「俺は廃棄物処理係じゃなさ気ですー」
そんな顔で言っても説得力なんかないのに声音だけは拗ねたよう。なぜだかそれがすごく嬉しくて、胸に迫ってくる、なにか。に息が詰まりそうになる、それすら幸せだと思える、時間。
「センパイに、似合うと思って」
ふ、と口からついて出た言葉にセンパイはビックリしたように笑いを止めて、目を見開いてこちらをじ、と見てくる。見詰め合ったのは本当に一瞬で、一瞬が過ぎた後センパイはまた今度はからから、と笑った。心底おかしそうに、楽しそうに。似合わないことゆうなよなんて、どつかれる。あーもうミヤのせいで涙でてきたぁとセンパイはおかしそうにこちらを見上げた、それにあわせて花冠がかたり、と傾いた。

シロツメクサの花冠が似合うあなたに伝えたいこと、
（いっぱいあるんだ）


＊
これを録誕にしようと思った季節外れなワタクシ。
いやほらなんか、花冠とか似合いそうじゃないですか録って
と、唐突に思いついた夏休み。現実逃避が最近の趣味です。
英語タイトル思いつかなかった。猫さま宅の絵チャ中に家族の目を誤魔化すべくメモ帳を開いてかちかちやってました。

録誕絵チャに参加させていただきましたｗたぶんこれが夏休み最後の最大のときめき。なんかEROとかEROとかEROとかそんな話をさせていただきました。へたれ御柳についてずっとひとりで語っててごめんなさい。ものすごく楽しかったです！優しくしてくださったみなさんに感謝！！
ファザーがなかなか寝にいってくれなくて負けました。無理です。明日から受験勉強頑張ります。すこしでもTOKYOに近づくよ。（最大の目標/けどTOKYOの大学にはいかない）