だってそう、また放してしまったら

（ハマイズ）

そう、ゆっくりと手を放した。
また、会えるよなんてやさしい言葉で君をなだめて、そっと手を放した。
―そうしてまた出会えた今、手をつなぐことをためらっている。

距離感はいつもこのくらい。
少し先を行く泉と、その背中を見ながらゆっくり進む自分との距離は、だいたい1メートル。一緒に帰ってるとは言えないくらいの距離。少し早足になれば追いつけるのに、どうしてかそれができずにいる。追いついてしまうことが、怖いのかもしれない。泉は振り向くなんてやさしいことはしてくれない。背中だけが、訴えてる。そのメッセージは確かに受け取っているのだけれど、だけどどうしようもできない。追いついてしまったら、追い越してしまう日が来る気がするから。

一度手を放してしまったら、またつなぐことが怖くて仕方ないよ。
君を失うことしか、考えられなくて。

＊
泉が早足、浜田がゆっくりでもいいなぁ、なんて。

風邪が治りません。最近バイトが楽しく思えてきました。
ところですごく素敵な曲を発見。漱石好きなら聞くべきだと思われるｗ　→【ニコニコ動画】初音ミクオリジナル「夢一夜」　鳥肌立ったよ・・・ｗやっぱり夢十夜が好きです。第一夜が好きすぎてどうしようもない。また書きたいなぁ。

おとなしく試験勉強しようと思います！