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あまいおかし、

日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓

2025'01.21.Tue
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2006'11.06.Mon
(芭録)
10 君と目が合えば

それだけで幸せなんだ。

きゅん、て胸にくる。ミヤがにっこりと微笑んだ、その瞬間。なんだかどうしようもなく嬉しくなってにっこりと微笑み返した。二年生の教室がある4階からはグラウンドがよく見えて、じっと見つめた先に、同じようにこちらを見ていたミヤがいた、偶然の幸せ、天にも昇るくらいの、幸せ、だと思った。
ふっとそらした視線をもう一度あげればやっぱりミヤと目が合って

それだけで幸せなんだ。



砂糖吐け!ぐらい甘くてしかたのない芭録が好きです。
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2006'11.05.Sun
(土山)
03 甘く苦い関係

どろどろに溶けたチョコレートみたいだ。

「にがい、」
そういってにらみつけようとするともう一度口付けられた。
「なに」
不機嫌そうな顔をしてみても何でだか相手にはきかなくてむかつく。いやまぁ・・・口が裂けても副長に対して「むかつく、」なんていえないけど。副長は何でだか嬉しそうに笑って、笑って、なんでだかむかつくぐらいかっこいいから余計むかついた。
「―山崎、」
そんなニヤニヤした顔で言われてもうれしく―・・・ないわけない。それがわかってやっているんだから始末が悪い。いつのまにこの人に見破られてしまうようになったんだろう、そんな小さな心の動きを。
「もういっかいキスしてやるよ」
にやりと笑った横顔はすぐに見えなくなって

「あまい、」

と呟いたのはどちらだったのかすらわからないくらい、



副長が苦いのはタバコの吸いすぎだと思います。
2006'11.04.Sat
(シノキバ) *死ネタにつき注意*

09 それでも、君と

いつまでもいたいと願ったんだよ、


心臓が壊れてしまいそう、だ。
きーん・・・と頭の奥の奥で音がする。酷く緩慢に動く世界。ぎゅ、と握り締めたこぶしに食い込む爪が痛い、痛い、それだけは確かだ。
「―・・・し、の・・・」
さらりとなでた頬は冷たくて信じられないくらい白くて、琥珀色の瞳がのぞくことはない。

―動きも、しない。
言葉を、

なくしてしまったのかもしれないと思った。


「   」
自分が何を言っているのかすら、わからなくて。
心臓が壊れてしまいそうで、それでも、―・・・壊れる事はない。

感情がなくなってしまったのかもしれない。

とも、思った。
涙はあふれてこなくてどうしようもないくらいただ、
ただ心臓が痛いだけだ。


いつか死ぬんだよ、俺だってお前だって
そうやって君は笑ったけど、それでも、君と

笑いあっていたかったんだ。



ぐだぐだだ!ぐだぐだ。
いまいちキバが死ぬ、という話は考えられません。シノは感情を露出させるのが難しいキャラです。キバの方がかきやすい、気がする。
2006'11.01.Wed
泣きたいくらい貴方が好きなのです。

ずきりずき、りと痛む頭を貴方のせいにするほど、やなやつ、じゃぁないつもりだけど、ずきりずき、りと痛む右目も左目も、貴方のせいだ、それだけは間違いない。その―痛み―すらも嬉しくて、仕方ないなんてそんな、バカなことを思ってしまうのすら、貴方のせいに、したいのです。



文章練習。
2006'10.30.Mon
(芭録)

紅色アンブレラ

雨、だ。
ぴちゃぴちゃ、ぱちゃぱちゃ、と揺らされるのは赤というより紅の綺麗な傘で。
「ねぇ、ミヤ・・・」
呆れたようなためいきのような問いかけ。
「これって女物の傘じゃなさ気・・・?」
男、特にミヤが持つにはあまりにも不似合いな真っ赤な傘。ぴちゃぱちゃ、ぱしゃり、と真っ赤に染まった空と灰色の空の境界線があまりにも曖昧に思える。そもそもの話、二人で入る傘はあまりにも小さすぎるわけで。身長差の所為で正直、濡れていく肩。はやっぱり秘密で。
「んー・・・そうっすかね」
不思議そうに、本当に不思議そうに、ミヤは首をかしげた。その所為で赤い赤い傘が傾く。あぁ、もう、なんでこっちに傾けるんだろう。ミヤが濡れる、っていうのに。

「だってこの色目立つし」

「そしたらセンパイだってすぐに見つけてくれるじゃん」

ね?なんていわれたら否定する材料を何も持っていなくて。なんでだか、ミヤの赤い傘を持っているその姿が好きだと思ったりもする。



たぶん使い回しだと思われます。くれないいろアンブレラ、と読むのが一番綺麗かな、と本人は勝手に思っていたりいなかったり。芭録本『密室クライ』に載せようと思っていた話。密室・・・は大量に手直しを加えて書き直したいです。はい。



元はこんな詩でした↓


「紅色アンブレラ」

紅色アンブレラ
目立つね、って
当たり前でしょ、
いつだってあなたが見つけられるように

紅色アンブレラ
ぴちゃぱちゃ雨をはねる
くるくる、回る 雨の中
いつだってあなたをここで待ってるから
2006'10.28.Sat
(芭録)
02 重なり合う視線

ふとした瞬間に重なる視線が幸せ。
そういったらミヤが笑った。俺もですよ、なんて返ってくるからくすぐったくてバカミヤ、と照れ隠しに笑った。センパイ可愛いと抜かしてくる口は、無理やり口でふさいでみたり。そうするとミヤはもっと嬉しそうに笑って、ぎゅうっと抱きしめてきた。
視線がそっと重なって、にっこり。
やばいものすごく幸せだと心臓がどきり、となる。

重なり合う視線に誘われるように優しくキスを落とす、



最近録がミヤ可愛いっていいすぎだと本当に思います。
やっぱりうちの録は御柳が好きで仕方ないのが基本だと思います。てゆうか幸せなのが基本だと思います。こうゆう短くてどうしようもないお話を書くのが好きです。甘いお話が好きです。
2006'10.27.Fri
(浜田←泉+栄口)
04 2人だけの秘密

やっぱり浜田のこと好きなの?
と何気なく聞いたら予想以上の反応が返ってきた。真っ赤になった泉は挙動不審気にうろうろしてそれからなぜだか非常に申し訳なさそうに「そんなにわかりやすい?」と聞いてきた。いやたぶん、そんなことないよ。と笑いながら答えると明らかに安堵したようにため息をついて「よかった、」と言った。
そのあまりの安堵の様子が少しだけ笑えて、かわいくて。
かわいいこってついいじめたくなるんだよね、なんてバカなことを思いながら
けどきっと浜田も泉のこと好きだよ。
と言ってみた。
泉はそれにたいしては薄い反応でただひとことだけ「そうかもしんないけど」と呟いた。
じゃあなんで、
あの人は泉を拒絶したりしないだろ?
言おうとして泉が遠くを見ているのに気づいて、言うのをやめる。
泉はその様子に、なにを聞こうとしたのか気づいたのだろう、にっこりと笑って「これ以上負担かけらんないじゃん、だからこれ、二人だけの秘密にしといて、栄口」と言った。



こんなのもありじゃないかな、なんて。
これと対になる予定の浜田の話もあるようでないようで、あったりするんですけど書けるんですかね。笑。
栄口君初書き!彼は多分、こうゆう人なんじゃないかな、と思いました。
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