あまいおかし、
日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓
2006'10.30.Mon
(芭録)
紅色アンブレラ
雨、だ。
ぴちゃぴちゃ、ぱちゃぱちゃ、と揺らされるのは赤というより紅の綺麗な傘で。
「ねぇ、ミヤ・・・」
呆れたようなためいきのような問いかけ。
「これって女物の傘じゃなさ気・・・?」
男、特にミヤが持つにはあまりにも不似合いな真っ赤な傘。ぴちゃぱちゃ、ぱしゃり、と真っ赤に染まった空と灰色の空の境界線があまりにも曖昧に思える。そもそもの話、二人で入る傘はあまりにも小さすぎるわけで。身長差の所為で正直、濡れていく肩。はやっぱり秘密で。
「んー・・・そうっすかね」
不思議そうに、本当に不思議そうに、ミヤは首をかしげた。その所為で赤い赤い傘が傾く。あぁ、もう、なんでこっちに傾けるんだろう。ミヤが濡れる、っていうのに。
「だってこの色目立つし」
「そしたらセンパイだってすぐに見つけてくれるじゃん」
ね?なんていわれたら否定する材料を何も持っていなくて。なんでだか、ミヤの赤い傘を持っているその姿が好きだと思ったりもする。
*
たぶん使い回しだと思われます。くれないいろアンブレラ、と読むのが一番綺麗かな、と本人は勝手に思っていたりいなかったり。芭録本『密室クライ』に載せようと思っていた話。密室・・・は大量に手直しを加えて書き直したいです。はい。
*
元はこんな詩でした↓
「紅色アンブレラ」
紅色アンブレラ
目立つね、って
当たり前でしょ、
いつだってあなたが見つけられるように
紅色アンブレラ
ぴちゃぱちゃ雨をはねる
くるくる、回る 雨の中
いつだってあなたをここで待ってるから
紅色アンブレラ
雨、だ。
ぴちゃぴちゃ、ぱちゃぱちゃ、と揺らされるのは赤というより紅の綺麗な傘で。
「ねぇ、ミヤ・・・」
呆れたようなためいきのような問いかけ。
「これって女物の傘じゃなさ気・・・?」
男、特にミヤが持つにはあまりにも不似合いな真っ赤な傘。ぴちゃぱちゃ、ぱしゃり、と真っ赤に染まった空と灰色の空の境界線があまりにも曖昧に思える。そもそもの話、二人で入る傘はあまりにも小さすぎるわけで。身長差の所為で正直、濡れていく肩。はやっぱり秘密で。
「んー・・・そうっすかね」
不思議そうに、本当に不思議そうに、ミヤは首をかしげた。その所為で赤い赤い傘が傾く。あぁ、もう、なんでこっちに傾けるんだろう。ミヤが濡れる、っていうのに。
「だってこの色目立つし」
「そしたらセンパイだってすぐに見つけてくれるじゃん」
ね?なんていわれたら否定する材料を何も持っていなくて。なんでだか、ミヤの赤い傘を持っているその姿が好きだと思ったりもする。
*
たぶん使い回しだと思われます。くれないいろアンブレラ、と読むのが一番綺麗かな、と本人は勝手に思っていたりいなかったり。芭録本『密室クライ』に載せようと思っていた話。密室・・・は大量に手直しを加えて書き直したいです。はい。
*
元はこんな詩でした↓
「紅色アンブレラ」
紅色アンブレラ
目立つね、って
当たり前でしょ、
いつだってあなたが見つけられるように
紅色アンブレラ
ぴちゃぱちゃ雨をはねる
くるくる、回る 雨の中
いつだってあなたをここで待ってるから
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