あまいおかし、
日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓
2006'11.20.Mon
(ハマイズ)
03 青空の下で
君と手を繋いで入れたのなら、
(どんなに幸せだったのだろうか)
「泉、」
浜田がこちらの右手を掴む。おっきくてやわらかな野球をしない手はお得意の水仕事のせいだろうか、微妙に荒れているのが良くわかる。
「なに」
思いっきり不機嫌そうに。
ぱちんと、こ気味良い音を立てて突き放す、浜田のやわらかくておっきくて、優しくてだけど野球を知らないような、手。ぬくもりに知らないふりをして、だけどぬくもりを味わうかのように冷たい左手でぎゅっと握りしめた。
嫌になるくらい青い空には、溶け込む隙はない。
嫌になるくらいに意地っ張りな自分には、手を握りかえすことなんて、出来ない。
もしこんな青空の下で、君と手を繋いでいることが出来たなら、
(どれだけ幸せだったのだろうか)
(でもこんなに意地っ張りな自分には何も、)
*
書きたいことが十分の一もかけない、ジレンマ。
03 青空の下で
君と手を繋いで入れたのなら、
(どんなに幸せだったのだろうか)
「泉、」
浜田がこちらの右手を掴む。おっきくてやわらかな野球をしない手はお得意の水仕事のせいだろうか、微妙に荒れているのが良くわかる。
「なに」
思いっきり不機嫌そうに。
ぱちんと、こ気味良い音を立てて突き放す、浜田のやわらかくておっきくて、優しくてだけど野球を知らないような、手。ぬくもりに知らないふりをして、だけどぬくもりを味わうかのように冷たい左手でぎゅっと握りしめた。
嫌になるくらい青い空には、溶け込む隙はない。
嫌になるくらいに意地っ張りな自分には、手を握りかえすことなんて、出来ない。
もしこんな青空の下で、君と手を繋いでいることが出来たなら、
(どれだけ幸せだったのだろうか)
(でもこんなに意地っ張りな自分には何も、)
*
書きたいことが十分の一もかけない、ジレンマ。
PR
Post your Comment
カレンダー
最新記事
カテゴリー
つなび
アーカイブ
ブログ内検索