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あまいおかし、

日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓

2025'01.02.Thu
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2007'10.27.Sat
〈ハマイズ)

いっそ抉り取ってくれればいい。

台風が近づいてきている、灰色の空から大粒の雨。一箇所だけへこんだコンクリに雨が染み込むことなくたまっていく。ざぁざぁ、浮かんでは消え、消えては浮かぶ波紋に目を奪われて水溜りに足をつっこみそうになる。ぴちゃり、指先をかすめた水の感触に足を引っ込める。
ばちゃりばちゃり、と雨粒が傘をはねる音。
もうちょっと雨が弱いうちに帰してくれればいいのに。ため息は雨音に消える。
傘が風に逆らうから、一向に前に進んでいる気がしない。もうあまり意味などないのだから傘を閉じてしまおうか。そうも思うけど今更とはいえさらに制服を汚すのは致し方なくて灰色の空を見つめるにとどまる。目の端に映る、自分のではない黒い傘。先ほど果敢にも折り畳み傘を開いて帰ろうとした自分に慌てて浜田が握らせてきたものだ。折り畳みじゃ危ないでしょ!そういった浜田はひどく頑固で、だってお前帰れないじゃん、と言っても無駄。本当にどうやって帰るつもりなんだろう。あの過保護男は。―誰かに迎えに来てもらうのかな。こんな火曜日のお昼に親がいるわけないだろうし(そもそもはまだは一人暮らしを実践中だし〉、もし誰かが迎えに来てくれるのなら、―それは、想像すれば泣きたくなる、と知っているからしない。しないフリをする。
雨脚が先ほどから随分と強まっている―・・・。
こんなに雨が降っていても泣けない。浜田の傘に守られて、嬉しいだなんて。見上げる灰色の空からこちらを目掛けて大粒の雨。流してなんて生ぬるい、いっそ抉り取ってくれればいい、こんな気持ちを。



補習が休みになるかもとワクワクしましたが全然そんなことありませんでした。

やりたいこととやんなきゃいけないことの間でぐるぐる。とりあえずやっぱり日本史が楽しすぎてしょうがない件。教科書先読みしてたら枢軸国とか出てきて激しくテンションが上がりました。ニヤニヤしっぱなしですが何か?
容疑者Xの献身をウチのまるで空き巣に入られたかのごとく、な書庫(というか本がありすぎて使えなくなったという)から探し出して読んでしまった・・・!!ガリレオ系はおもしろい分類でいいのかな・・・。本の方が断然ときめきました。
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