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あまいおかし、

日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓

2024'12.29.Sun
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2006'10.21.Sat
(ハマイズ) バトロワパロ?っぽいのでお気をつけを!



君が銃口を突きつける。
けどねぇ、そんな震えた銃口では人は殺せない、よ。

震えている、とわかるぐらいがたがたと音がした。見上げた先の泉は俺に馬乗りになっていてあぁ、こんないい体勢そうそうないのにどうしてか泉の手に握られるのは黒光りする、それ。そうして何を恐れているのだろうか、震えが止まらない泉はこちらに向かって銃口を定めることができないまま「はまだ」とそっとつぶやいた。
ずきり、と胸に痛みが走る。
ごめんね、と口の中だけでつぶやいて一気に形勢逆転を図ってみる。
力の入らないだろう泉は簡単になすがままにかたり、と銃口がはずれる。
「―いずみ、」
ごめんね、何回言っても足りるわけはないけど。
ねぇけど裁かれるのだったら俺だけで十分だよ。
泉の手で死ねたら、なんてそんなこと思ってごめん。
地獄に落ちるのだけは自分だけでいい。
はまだ、もう一度泉が短くつぶやく。ごめんねも大好きも愛してるもホントは全部免罪符にならないことくらいは分かってる。それでも耳元でそっとささやいた「愛してる」のその奥に奥にこめられた意味が伝わっていれば、届いていれば十分だ、と思う。
はまだ、はまだ、とまるで泣きじゃくるように泉が声を漏らす。ごめんなさいごめんなさい、本当にごめんなさい。もう、泉の手から銃は落ちていて彼の声だけが静かに鼓膜を揺らす。
「―・・・こぉすけ」
もぉいいよ。そういいながらゆっくりと口付けをする。
ゆっくりとゆっくりと、泉ののどがこくり、と動くのを見た。

かくり、と動かなくなった泉にごめんの言葉をかけるのをやめる。
「好きだよ泉」
だからせめて自分の手で殺せてよかった、こんなことを思ってしまうのは異常なのかもしれない。けどそれでも―・・・同じところにはいけなくていい。だからせめて最期にとなりでいきたいと願ったんだ。
「好きだよ、泉」

こくり、とのどを動かす。錠剤がゆっくりとのどを冒す。
苦しみはそんなにない。ただ視界が暗くなって暗くなって暗くなって、

終わった。




えーと・・・ほら。とつぜん書きたくなったんですよね。
ホントはこれのギャグっぽいのも考えたんですが、いつの間にか手が動いてびっくり!

いろんな方の日記にハマイズが出てくるたびに嬉しくなってみたりとかもする。
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