あまいおかし、
日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓
2007'06.06.Wed
(土←山)
06: 擬似恋愛
「好き」
呪文のような、言葉。呟き続ければきっと、いつかあの人の体に染み込んでいくんじゃないか、なんて願うけどやっぱり叶うわけはない。あの人と俺は上司と部下で、それだけ。特別にはなれない。たとえばこうして夜中に呼び出されたとしても。
「―副長、山崎です」
暗い廊下をひたひたと歩く先。ふわりと障子の向こうの明かりがひどく心にやさしい。はいれ、という声にいちに、で深呼吸をして戸を開ける。静かに静かに、夜を壊さないように。障子を開けた先の副長はこういうときだけやさしく微笑む。ひどく、ずるいと思う。
この笑顔にどれだけ期待をかけて、どれだけ絶望しなければいけないのだろう。
痛む胸は無視をして「―女でも買ってください、俺を呼ばずに」とお小言。本当はそんなこと思ってもいないのに気持ちに蓋をするにはたくさんのうそが必要になる。うっせぇなぁ、という副長の声ですら、いとおしいのに。
*
擬似恋愛なのか、な?
あさってから文化祭です。多分がんばれたらいいなぁと思います。
06: 擬似恋愛
「好き」
呪文のような、言葉。呟き続ければきっと、いつかあの人の体に染み込んでいくんじゃないか、なんて願うけどやっぱり叶うわけはない。あの人と俺は上司と部下で、それだけ。特別にはなれない。たとえばこうして夜中に呼び出されたとしても。
「―副長、山崎です」
暗い廊下をひたひたと歩く先。ふわりと障子の向こうの明かりがひどく心にやさしい。はいれ、という声にいちに、で深呼吸をして戸を開ける。静かに静かに、夜を壊さないように。障子を開けた先の副長はこういうときだけやさしく微笑む。ひどく、ずるいと思う。
この笑顔にどれだけ期待をかけて、どれだけ絶望しなければいけないのだろう。
痛む胸は無視をして「―女でも買ってください、俺を呼ばずに」とお小言。本当はそんなこと思ってもいないのに気持ちに蓋をするにはたくさんのうそが必要になる。うっせぇなぁ、という副長の声ですら、いとおしいのに。
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擬似恋愛なのか、な?
あさってから文化祭です。多分がんばれたらいいなぁと思います。
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