あまいおかし、
日記もどき↑ 暴走のままに文章(現在rkrn多め)↓
2007'05.05.Sat
(マサツバ)
05: 笑いあう
「てぇつなっごか」
冗談めかして言うとお好きなように、とのお答え。マサキはどこかしらいつだって大人で、それがなんとなく悔しくてしかたなくて、好きでしかたない。言い出した手前後には引けないからぎゅ、と彼の右手を奪う。―はねあがる、なにか。好きだって思う、瞬間。
たとえば右手と左手の温度差。少しだけ心地よくて嬉しくなる。自分とは違う、冷たい大きな掌とか鼓動とか、すべてマサキのものが心を奥の奥から突き動かす。愛しいと思う。サッカーしているときの後ろ姿とかノートを広げて教えを請う声音とか、そう、好きで好きでたまらないんだ。
「翼の手、あついぜ?」
眠い?と悪がきのように聞いてくる彼に「どーせお子様です」とそっぽを向いてみたり。悪かったよ、の声は苦笑まじり。マサキのばーかっていうとはいはいバカですよ、だからこっち向け。なんて声がかかる。困ったようにこちらをあやすように言うマサキにしたがってきちんとマサキのほうを見る。―目が合った瞬間、こぼれる微笑を止められない。
やっぱり一番幸せなのはあなたとふたり、笑っていられるときだよ。
*
久々に笛!を読み返したらやっぱりときめきました。
05: 笑いあう
「てぇつなっごか」
冗談めかして言うとお好きなように、とのお答え。マサキはどこかしらいつだって大人で、それがなんとなく悔しくてしかたなくて、好きでしかたない。言い出した手前後には引けないからぎゅ、と彼の右手を奪う。―はねあがる、なにか。好きだって思う、瞬間。
たとえば右手と左手の温度差。少しだけ心地よくて嬉しくなる。自分とは違う、冷たい大きな掌とか鼓動とか、すべてマサキのものが心を奥の奥から突き動かす。愛しいと思う。サッカーしているときの後ろ姿とかノートを広げて教えを請う声音とか、そう、好きで好きでたまらないんだ。
「翼の手、あついぜ?」
眠い?と悪がきのように聞いてくる彼に「どーせお子様です」とそっぽを向いてみたり。悪かったよ、の声は苦笑まじり。マサキのばーかっていうとはいはいバカですよ、だからこっち向け。なんて声がかかる。困ったようにこちらをあやすように言うマサキにしたがってきちんとマサキのほうを見る。―目が合った瞬間、こぼれる微笑を止められない。
やっぱり一番幸せなのはあなたとふたり、笑っていられるときだよ。
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久々に笛!を読み返したらやっぱりときめきました。
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